2012年1月22日日曜日

文明の利器(電気釜)が故障した時


文明の利器(電気釜)が故障した時



今日はどんよりと曇って、時折雨が降っています。気温は11℃です。

昨日、夕食を作ろうと思って、電気釜のスイッチを入れたらスイッチが入りませんでした。突然の故障でした。耐用年数が過ぎているので仕方がない事なのですが困りました。今からコンビニに行って弁当かご飯だけを買いに行くのは嫌だなと、私の怠け心が起きました。それに洗って水に付けていたお米を捨てるのも勿体無いしと思いました。エイ!ヤッチャエ!と厚手の鍋にお米と水をそのまま入れて少しだけ水を足し、ガスレンジに火を付けました。書棚から学生時代のテキストを取り出してレシピを開き、火加減と時間のパートだけを読みました。おかずを作りながら、時計を見て火の調節をし、学生時代を思い出しながら慎重にご飯を炊きあげました。時間が来て火を止めて蒸らす時間を考えて…時間が来たら炊きあげたご飯をほぐしました。何とお焦げ一つ無い、上出来の銀シャリでした。遠い昔がよみがえりました。嫌で嫌で仕方が無かった学生時代、汗と涙の努力が…たまには文明の利器が使えなくなるのも好いなと思いました。

 ご飯を食べ終えて、ふと、私が幼稚園に行くか行かない頃の母の後ろ姿を思い出しました。それは、薪をクドに詰め、お釜でご飯を炊く姿でした。そんな時代もあったなと…でも、私には出来ないなと思いました。調理学的には同じでも、ガスと薪では大違いです。やはり文明の利器が無くなるのも程々にしてもらわなくてはと思いました。

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