2013年11月23日土曜日

「とんび」の原作小説を読みました


「とんび」の原作小説を読みました。この作品は、NHK総合テレビで201217日(前篇)114日(後篇)とドラマ化され、TBSでも2013113日から317日まで10話の連続ドラマとして放映されました。この様に短期間のうちにNHKと民放が同じ原作をドラマ化する事は、非常に珍しい事だと思います。たまたま書店で見つけて読んだのですが、飄々と言うべきか淡々と言うべきかは解りませんが、軽いタッチの文章で書かれていました。日頃、韓流ドラマやその原作本を良く読む私にとって、「とんび」はその対極に位置するものだと思いました。人の幸せとは何かと言う事を考えさせられる作品でした。
 「とんびが鷹を産む」という言葉がありますが、鷹として生まれて来た子供を暖かく見守る父とんびの姿が実に良く描かれています。決して「父子鷹」ではなく、子鷹は父とんびの背中を見ながら成長します。父子を見守る周りの友人知人の姿も良く描かれています。この本を読んで(ドラマを見て)日本人で良かったなと感じさせられる作品でした。

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