2011年11月25日金曜日

野球を本気で五輪に復活させる気があるのかな(アジアシリーズ地上波・BS中継なし)

 今日はパソコン教室の日でした。少々グロッキー気味です。帰り道、車の中から街路樹の剪定を見ました。車を路上に何台も止めて、クレーン車や交通整理のガードマン…大変だな、御苦労さまと思いつつ、紅葉もせずに青いままの枝葉を切り落とし、幹だけの丸裸にされた木を見ると、どこか哀れさを感じました。一年で一番美しいはずの紅葉を見せられずに、枝葉を切り落とされるなんてと…
ところで今日は、アジアシリーズの開幕の日、家に帰って新聞のテレビ欄を見ると掲載されていませんでした。CSのJスカイスポーツでは中継されるそうですが、せめてBSでは中継すべきなのでは…サッカーが野球よりも人気があると思いませんが、国際試合はちゃんと中継してくれます。プロ野球関係者は何を考えているのでしょうか…勝つのが当たり前だから面白くない?視聴率が上がらないので採算が取れない?そんな馬鹿な…BSで遣っている韓流や外国ドラマよりは視聴率は上がると思います。これは姿勢の問題だと思います。野球を本気でオリンピックに復活させる気があるのかと言いたいです。
日本シリーズの間に、巨人のフロントがゴタゴタを起こして新聞紙上はそちらばかり、せっかく好い試合をしているのに、一面に載せない報道のセンスのなさ…日本シリーズの勝敗と巨人フロントのゴタゴタとの価値判断が出来ぬようでは、野球の将来が危ぶまれます。まるで、紅葉前の枝葉を切り落とされた木を見るようです。
ここでボヤイテも仕方がありません。そろそろ下に降りて、テレビでソフトバンクホークスの応援をしなければ…


追記

アジアシリーズ第一戦ホークス対台湾統一は6回表を終わって6-2でホークスが勝っています。2回大場が2点を取られてKOされましたが、3回から新垣渚が登板して0点に押えています。上位打線はレギュラーをそろえていますが、下位は若手で戦っています。実に大味な試合に成っています。

①アジアシリーズ:九回表ホークスのヤンが凱旋当番まではよかったのですが、お国で投げるとあってガチガチに固まり、四死球で二死一二塁。とうとう森福が登板するも火だるまで、3点取られKOされました。次に金沢が登板しますが…

②ここで思わぬことが…テレビで卓球の録画の時間が来て、あえなくチャンネル権を奪取されました。結局一番好い場面を見られない事に成りました。我が家ではCS放送を見られるのは、一階の大きなテレビだけなのです。だからBSで中継しろと言ったのに残念!

以上、Twitterに試合中にツイートした原文です。



今朝起きて、一番に新聞を広げてアジアシリーズの結果を見ました。金沢が押えて6-5でホークスが台湾の統一に勝った様です。秋山監督もホットされた事に違いありません。
ここで苦言を一言、あまり国際試合をなめない方が好いと思います。今回のシリーズには、和田・杉内の両エースとベテラン陣は帯同せず、二軍の有望選手や故障上がりの選手を多く参加させているようですが、国際試合は一発勝負、何があるか分かりません。国際試合は勝つための試合です。育てる為の試合では有りません。経験を積ませるのも好いのですが、あまりにもあからさま過ぎると相手に失礼だと思います。
ヤンに凱旋登板させる気持ちはよく分かります。ヤンがガチガチになってストライクが入らなかった事も理解できます。ただ、森福までが火だるまになったのは、ナインに心の緩みがあったからではないでしょうか。たまたま金沢が押えることが出来たから好い物の…もし負けていたら取り返しのつかない事に成っていたかもしれません。勝敗は時の運と言いますが、勝つべき時にきちんと勝っておかないと勝負の女神は逃げて行きます。
昨日の試合で少しは目が覚めたと思います。レギュラー陣は、若手を上手くリードして、空回りをさせないようにしてもらいたいものです。以前の台湾遠征で、松中選手がこんな事を言っていました。「王会長に恥をかかせなくて良かった…」と…松中選手は、弟子として師匠に恥をかかせられないと思ったのでしょう。気迫あふれるプレーをしていました。今度のソフトバンクの場合、日本のプロ野球を代表して参加しているのですから、選手たちは「日の丸」に恥をかかせないようにしてもらいたいものです。


アジアシリーズ第二戦:ソフトバンクホークス対韓国サムソンは9-0でホークスが勝ちました。今日は山田が7回まで0点に押え、8回を森福がきちっと押え、9回吉川へとつないで封殺しました。若手打線もチャンスメイクやタイムリーも打って活躍しました。昨日のドタバタ劇で、少し目が覚めたようです。
目の色を変えて闘わなければ、国際試合は一発勝負、何があるか分かりません。そんなに甘い物ではありません。まして、相手チームに失礼です。気を緩めずに勝ちを取りに行くべきです。


アジアシリーズ第三戦:ホークスは豪州のチームと戦っています。7回の表を終わって4-0でホークスがリードしています。豪州のチームはメジャーの下部組織にくみしているので、試合運びが荒いという感じです。今日は川崎もお休みで今宮がショートを守っています。若手が伸び伸びとプレーしています。

①アジアシリーズ第三戦は、ホークスが豪州のチームに4-0で勝ちました。岩崎・巽・ヤン・大場というペナントでは見られない投手リレーで完封しました。ヤンが前回とは別人のような素晴らしい投球でした。台湾のフアンも喜んでいました。

②可愛らしい顔をした若手たちが伸び伸びとプレーをしていました。今宮等は好プレーをすれば喜び、ミスをすれば悔しがるという初々しさが何とも言えませんでした。若手がチャンスメイクをして、内川が返すという試合でしたが、相手がマイナーリーグの選手で少し物足りないような気もしました。

③それにしても王会長の人気は、台湾では絶大のようです。試合前の挨拶の時の拍手などは、他と比べようがないほどです。報道陣も王会長の取材が忙しいようでした。それに次ぐのがヤンで、今日は好いピッチングをしたので本人もホッとしていると思います。明日一日お休みで、火曜日が決勝です。

以上、twitterに試合中にツイートした原文です。

ソフトバンクホークスとメジャーの下部組織である豪州のチームとの実力の差は、歴然としたものがあります。隔世の感は否めません。

その昔、シーズンオフに大リーガー達が、親善試合に、よく日本に遣って来た事を思い出しました。本場のベースボールを見せつけられました。スピード、パワー…全てにおいて日本人は足元にも及びませんでした。「今日は、3―2で負けたけど大リーガーを本気にさせる事が出来てよかったね…」ファンとしての偽らざる心境でした。しかし、その大リーガーの中にも2A、3Aの選手達が混じって参加していました。今度のアジアシリーズのソフトバンクの若手たちのように…それでも大リーガー達は勝ちにこだわっていました。プライドがそうさせたのだと思います。


いつのころからか、大リーガー達が注文を付けるようになりました。日本のチームの人数を固定化するようにと…それまでは、試合のある土地で地元のチームを参加させたりして、その時、その時でチームを編成していました。だからピッチャーも使い放題で、1イニングや2イニングで交代させ、目先を変えていたのですが、大リーガー達がそれを許さなくなったのです。日本の野球の実力を証明する出来事でもありました。こうして、日本に上陸したベースボールは野球として進化して行きました。今では、野茂やイチローのように、大リーグで活躍する選手も出て来ました。

もう一つ思い出した事があります。それは、アジア大会のことです。その昔、アジア大会は、日本の裏庭の運動会と揶揄されていました。それは、世界標準に達していない競技でも、二線級の選手を出してメダルが取れたからです。当然、日本の一人勝ちでした。アジア大会で金メダルを取っても、大して名誉な事ではありませんでした。

ところが、何時の日のころからか、なかなかメダルを取る事が出来なくなりました。中国に負け、韓国に負けるようになりました。競技によっては、ルールが変更されたせいもあるでしょう。途上国の国威発揚の場になったせいもあるでしょう。しかしそこには、日本の油断があったと思います。所詮アジア大会だろうという…日本はアジア人なのに白人気取りをして優越感に浸り過ぎてしまったのかもしれません。もっとアジアの仲間を大切にすべきだったと思います。

今度のアジアシリーズを見ていると、若手の成長は立派ですが、それは身内の事…本来ならば、フルスタメンで挑むべきシリーズではなかったのかと思います。長いペナントレースを終えて、けが人やベテランの疲労が頂点に達したので仕方がなかったのかもしれませんが…ならば、勝ちにこだわって欲しいと思います。勝って当たり前の試合に、飛車角落ちの勝負をしなければいけない難しさは分かりますが、必死さをむき出しにして戦ってほしいと思います。相手チームに失礼にならないようにと願っています。まだまだ、目が笑っているような気がします。



アジアシリーズ決勝:ソフトバンク対韓国サムソンは、4回を終わって1-0でソフトバンクがリードしています。今日の先発は岩崎です。登板する予定だった摂津は、肩に違和感がある模様で、ベンチに入っていません。初回松田のタイムリー2塁打で一点を取りましたが、今のところスミ1です

アジアシリーズ決勝:五回の表岩崎が打たれて、ヤンが登板、川崎のエラーが出て、この回5点を取られました。ソフトバンクは1-5で負けています。怪しい雰囲気に成って来ました。

アジアシリーズ決勝:八回の裏ソフトバンクが2点を取り、3-5と成りました。後2点負けています。残すは9回の一回のみです

①アジアシリーズ決勝:ソフトバンクホークスは、韓国サムソンに3-5で負けました。日本のチームが負けるのは初めての事です。8回の裏意地の反撃で2点を取ったのがせめてもの救いです。9回は、代打を出すでもなく、何の反撃もありませんでした。このシリーズは不思議なシリーズでした。(続く)

②ソフトバンクにとって、このシリーズは不思議なシリーズでした。誰が見ても実力はソフトバンクが一番でした。しかし、勝ちに行く意欲が見られませんでした。若手選手を育てる為のシリーズに終始していました。国際戦はそんなに甘くは有りません。むき出しの気力がなければ勝てる物ではありません。

③日本のプロ野球を代表して出場しているのだから、勝ちにこだわって欲しかった。こういう事をしていると、いつか来た道…アジア大会の二の舞に成ると思います。秋山・杉内のFA問題があって連れて来られなかったのかもしれませんが、せめて小久保や松中を連れて来るべきでした。彼らの力が必要でした

④内川は移籍して来たばかりですし、川崎や松田では、まだ抑えが利きません。小久保や松中は、出場しなくてもベンチにいるだけで、若手に緊張感を与えます。それがチームの顔というものです。勝つべき時に勝たねば、何時か墓穴を掘る事に成ります。若手を育てるのはウィンターリーグにして欲しかった。

以上、twitterに試合中にツイートした原文です。

アジアシリーズ決勝は:ソフトバンクホークスが、韓国サムスンに3-5で負けました。日本のチームが負けたのは初めてです。今回のシリーズは不思議なシリーズでした。予選が終わった時点で、嫌な予感がしていました。ソフトバンクは勝ちに行く野球ではなく、若手を育てる為の野球をしていました。国際戦は勝つ野球をしなければ…相手にも失礼ですし、フアンにも失礼です。叩かなければいけない時に叩いておかないと後で痛い目にあうのは日本です。ソフトバンクは、来シーズンにとって好い結果を残せたのかもしれませんが、将来の日本のプロ野球にとっては悪い結果を残しました。
何が何でも勝つという、気迫の野球をして欲しかった…

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