twitterのお友達から、次のメッセージソングが届きました。まずはお聞きください。
このメッセージソングがすべてとは思いませんが、政府は素直に国民の意見を聞くべきだと思います。
私が思うに、政府はまず、方向性を決めるべきだと思います。脱原発に向けて一歩踏み出すべきだと思います。ただ私はその過程で、ハードランディングさせるべきではないとも思っています。ソフトランディングさせるべきだと思っています。
3.11以来、日本人の価値観は変わったと思います。脱原発を目指して進むべきだと思います。ただ、何事にもタイムラグがあると思います。節約は大切です。でも、節約をし過ぎて、熱中症に掛かって亡くなられたお年寄りもいらっしゃいます。時差出勤や土日出勤も好いでしょうが、長期間になると継続できるのでしょうか?保育所が無ければ従業員は出勤できませんし…世の中の仕組み全体を一度に変える事はなかなか難しいと思います。何より、代替エネルギーのプラント建設に掛かる時間や費用、そして、二酸化炭素の問題も考えねばなりません。まずは方向性を決めることです。決めたら地道に一歩づつ遣るしかありません。
ある町長(確か四国の方だったと思います)が、ダムを建設する時に、貯水機能だけでなく、発電機能も付けて欲しいと言われたそうです。最初は、いろんな反対(僅かな発電能力を付けてどうする等の…)があったそうですが、信念を持って説得され、発電機能付きのダムが完成したそうです。今では、売電によって、町の財政を潤しているそうです。そして、そのお金で、風力等の自然エネルギー発電の設備投資に充て、今では自然エネルギーのメッカに成っているそうです。
少し昔の話ですが、重厚長大から軽薄短小の時代へという言葉が流行りましたが、エネルギー問題には、未だにその時代が来ていない様な気がします。水車を利用して発電機を回す考え方が有っても好いと思うのですが(そのためにも、蓄電池の開発は必要だと思います)…未だに、幾人かの先見の明のある方しか遣っていない状態です。でも、これからは違うと思います。そうしなければいけないと思います。
福岡県朝倉市に国指定史跡、朝倉の三連水車があります。江戸の技術で今もなを一日に二万トンの農業用水を汲みあげているそうです。そして、約35ヘクタールの水田を潤しているそうです。メッセージソングにもあったように、我々の先人は確かな技術を持っていました。その技術と現代の科学を上手く組み合わせれば、エコ発電も可能だと思います。ただ、何事にもタイムラグがあると思います。一度にハードランディングを遣ると、世の中の仕組みが付いて行けづに、歪が大きく成り、取り返しのつかない事になると思います。
人間は今を生きなければ成りません。命のリレーをしなければなりません。今を生きなければ未来を生きる事は出来ません。人間は、失敗の出来ないもの(原発)を作り上げてしまいました。しかし、原発を止めると口に出して言う事は容易い事ですが、それを現実に成し遂げる事は非常に難しい事だと思います。私は以前から、ハードランディングさせるのではなく、ソフトランディングさせるべきだと思っています。その道しるべを国民全員で考えるべきだと思います。一つの方向を示して、それに向かう為の道を切り開かなければいけないと思います。
政治は確率です。国民を幸福にする為に、より確率の高い方法を取らねばなりません。その為には、経済も重要ですし、世の中の仕組みも重要です。これらを有機的に組み合わせて脱原発を図らなければならないと思います。
ただ、原発がこの世に誕生して60年近くが過ぎていますが、その間に世界では重大な原発事故が三回(アメリカのスリーマイル島・ソ連のチェルノブイリ・福島原発)起きています。単純に20年に一度、どこかで起きている事になります。これも一つの確率です。そして、これらの事故は、20世紀から21世紀にかけて、世界をリードしてきた国で起きています。途上国の未熟な技術で起きたわけではありません。20年後には、どこかで重大な原発事故が起きる確率が高いと言うことです。少なくともそれまでには、わが国で脱原発を遣り遂げなければならないと言う事ではないでしょうか。残されたタイムリミットはそう長くはないと思います。やれることから順次適確に遣らなければならないと思います。
政治家は、国会で党利党略を遣るのではなく、超党派でもっと知恵を出し合って考えるべきだと思います。そして、情報を開示し、学者や国民が意見を言えるシステムを直ちに構築すべきだと思います。
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