2011年1月26日水曜日

働き損のくたびれ儲け

 先日ストーブの調子が悪くなり、バイパス沿いの電気屋さんにストーブを買いに行きました。入口から入ると、すぐにストーブが陳列してありました。私は十畳用のストーブを探して、セールの札を見ると、電池別売り単二2個と書いてありました。何かおかしいなと思いながらも、店員さんに注文しました。その時、「電池は単二でいいんですか、単一じゃないんですか。」と確認を取りました。店員さんは、セールの札を見て、「はい、いいですよ。電池はどうされますか。」と聞かれたので、ストーブと一緒に別売りの電池も買うことにしました。
 次に、せっかく車で出て来たのだから、ホームセンターで買い物をしようと思い行きました。買い物が終わって、たまたま家電コーナーの前に行くと、そこには先ほど買ったストーブがありました。同じメーカーの同じ商品でした。何と値段が3000円以上も安かったのです。「ウッソー!損しちゃった!」と思いながらも「仕方がないよ。電気屋さんで買ったのは、保証書もちゃんと付いているし……」と自分を慰めながら家に帰りました。
 家に着くと、やはり損した事をあきらめきれず、憂鬱な気分で段ボールからストーブを取り出しました。タンクに灯油を入れて火をつけようと思ったら、電池を入れるソケットがやけに大きいことに気付きました。そうです。やはり電池は単一だったのです。「ウッソー!確りしてよ、電気屋さん。」と思わず声に出ました。
 私はすぐに、電気屋さんに電話をかけました。事情を説明すると、女性の店員さんが「保証書はお持ちですか、商品番号は、販売員の名前は……」と機械的に聞かれ「少々お待ち下さい。今から調べますので、後でお電話を致します。」と言って、電話を切られました。
 しばらくして電話が掛かって来ると、先ほどストーブを買った時の店員さんが「すいませんでした。張り紙が間違っていました。それでどうしたらいいでしょうか。」と言われました。私は「この人、何を考えているのかしら。」と思いながらも「電池が無いとストーブが付けられないから、今から取り替えに行っていいですか。」と聞きました。店員さんは「それでいいのなら、当然です。どうぞ、どうぞ。」と言われました。
 電話を切ると、すぐに私は、バイパス沿いの電気屋さんに行きました。サービスカウンターに行くと、先ほどの店員さんが、忙しそうにお客さんの相手をしていました。私は、近くにいた女性の店員さんに「すいません。」と言うと、この女性の店員さんも忙しかったのか「少々お待ち下さい。」と言われ、2~3分待たされました。
 女性の店員さんが来て「何でしょうか。」と言われたので、「先ほどストーブを買ったものですが、電池を取り替えに来ました。」と言うと、すぐに先ほどの店員さんの所に行って耳打ちをしていました。すると、商談をしているのでどうしようという感じで、「すいませんでした。張り紙が間違っていたもので、ちゃんと確認すればよかったのですが。」と、座ったままで言われました。その間に、女性の店員さんが手続きをし「先ほどの電池とお取り換えを致します。」と言われました。私は単二の電池を差出、単一の電池と取り換えることが出来ました。何か「釣った魚に餌はやらない!」と言う感じで、私は『クッソー!」と思いましたが、ここで腹を立てても仕方がない、時間の無駄なだけと思い、何も言わずに家に帰って来ました。時計を見たら五時を過ぎていました。「今日一日、私はいったい何をしていたの……」もったいない一日でした。こういう事を『働き損のくたびれ儲け!』と言うのでしょうね。笑ってください。

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