2012年7月22日日曜日

ペーパーレス時代 新聞や本は無くなるのか?

  テレビでタカジンの何でも言って委員会を見ていたら、ある評論家が「新聞のペーパーレスはどうにかならんのかい…僕なんか、仕事の都合で何誌も読むので一日で新聞紙がこんなにたまる。切りぬきしてもこんなに分厚くなる…」と言っていました。

 確かに私も、最近はパソコンで読むことの方が多くなったなあと…古新聞がたまって分別回収に出すのも大変だし…と思うようになりました。しかし、よくよく考えてみるに、パソコンで読む場合は、項目の全体像が分かりにくいのではとも思ったりしています。新聞の場合、最初に項目だけを一覧して、興味のあるものを読めば、たとえ全部読まなくても世の中の流れが分かるような気がします。そう考えてみる時、世の中には無駄な物の必要性もあるのだなと思いました。合理性を求めるあまりに視野が狭くなっているのではないかと…

 世の中ペーパーレス時代、本が無くなり電子書籍になってしまうとも言われています。本を買うよりは、ダウンロードした方が価格も安くなるし、何冊も持ち歩く必要がなくなると…何時でも何処でも気軽に読めると…確かにそうだなと思いました。しかし、よくよく考えてみると、10年後、20年後に同じ物を読めるのかなとも思いました。

 大河ドラマで「竜馬がゆく」をやっていた頃、私は原作を読みなおしたくなって、書棚から学生時代に読んだ文庫本を手にした記憶があります。でも、電子書籍でそれが出来るのかなと思いました。すでに今のパソコンではフロッピーディスクが使えません。10年後に、今のディスク等が使えるのだろうか…電子機器は摩耗も早い…玩具のようなタブレットの電子書籍の耐用年数はどのくらいなのか…などと考えてみた時に、本は無くならないなと思いました。便利さだけでは割り切れないものがあるように思います。合理性を追求するのも好いでしょう。しかし、無駄と思われる部分にも真実や信頼感が隠されているような気がします。 

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