2011年3月20日日曜日

この国難の時に、政治家はメンツを捨てて事に当たるべきでは…

 昨日、管総理は谷垣自民党総裁に、副総理兼震災復興担当相として、入閣を要請したそうですが、谷垣自民党総裁から断られたそうです。政権の立て直しに利用されては困るというような理由からだそうですが、この国難の時に、何と度量の狭い考え方なのでしょうか。

 総理が恥も外聞もかき捨てて、政敵である谷垣自民党総裁に頭を下げてお願いしているのだから、当然副総理兼震災復興担当相を受けるべきではなかったのでしょうか。挙国一致内閣を作るべきではなかったのでしょうか。それを党利党略に矮小化し、高みの見物をしようとしています。この事態においてそんなゆとりはないと思います。政治家はメンツを捨てて、事に当たる時ではないでしょうか。

 今から四十年ほど前の事です。当時の田中角栄総理は、日本列島改造論などによる狂乱物価を抑える為に、政敵である福田赳夫氏に経済を委ねました。あの角福戦争と言われたお二人でさえ、確りと手を握られたのです。当時の政治家の見識の高さがうかがえます。ましてこの未曽有の国難の時に、力を合わせて国の為に働かない政治家は政治家ではありません。国民は確りと見ています。今は、メンツにこだわらず、国の為に働く時です。

 仮に挙国一致内閣が出来ないとするならば、せめて民主党の挙党一致内閣を作って下さい。管総理は、小沢元代表に対して頭を下げ、副総理兼震災復興担当相を依頼すべきです。今の民主党には、小沢元代表以外に官僚をまとめ上げて、震災の復興を成しえる人はいないと思います。
 政治家は、メンツを捨てて、この国難に当たって下さい。 

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